防犯対策が裏目に…絶対開けたい鍵屋 vs 絶対開けさせない防犯グッズ
今回の「みんなの鍵屋さん体験談」は、エディーさん(52歳 男性 東京都 フリーランス)からの投稿です。
仕事から帰ってきたら自宅の鍵を持っていないことに気づいたエディーさん。
大家さんも同じアパートに住んでいることを思い出し、開けてもらえないかの電話をするもコールに出ることはありませんでした。
仕方ないので鍵屋さんに頼んで来てもらうも、最近取り付けた防犯グッズが精を出し残念ながら結局開くことはありませんでした。
その後も大家さんは電話に出ることは無く…。
仕事から帰ってきて、いつものようにアパートの玄関の前でカギを開けようとしたら、まさかのカギが無い。
一瞬頭が真っ白になったけど、冷静になっていろいろ探してみたけどやっぱりない。
カギのことを思い浮かべてどこで落としたのかなーっと考えたり、なんとか入れないかなーと考えたり。
で、救いだったのは、このアパートは隣に大家さんが住んでいて、なにかあったらカギを開けてくれるかもしれないと。
大家さんが電話に出ない!少し遠方から飛んで来た優しそうな鍵屋さん
早速、大家さんに電話してみたけどつながらない。
何度電話しても留守電になる。
結局大家さんは、この時旅行に出かけていてそういう電話には一切でないことにしていたらしい。
最後の頼みの綱がだめになって、しょうがないから鍵屋さんを呼んでみるかと思いスマホで検索。
正直鍵屋さんを利用したことがなかったので、家から近めで、安心できそうで、すぐ来てくれそうなところを探す、料金安めで。
連絡をとって30~40分くらいだと思いますがちょっと遠くから来ていただけることに。
やわらかい物腰の男性で話しやすかったのを覚えてます。
防犯グッズのチカラ◆鍵屋さんの努力虚しく玄関ドアが開かずの扉に
その後、いろいろ話を聞いたり説明をうけたり、こっちもしたりして結局ドアスコープから棒を入れて中のカギを回すサムターン回しをすることにしました。
で、ちょっと問題があって実は家の内側のカギの所にサムターン回し防止カバーというのをつけていました。
以前、テレビでこういう犯罪が増えてるのでこういうグッズをつけているといいですよというのを見たので早速つけていました。
鍵屋さんにはその時サムターン回しの防止カバーがついてますって言いましたが、とりあえずやってみましょうとなりました。
ドアスコープのレンズ部分を外して、専用の棒のようなものを差し込んで作業を始めてもらいました。
何度トライしてもらったか忘れましたが、結構な時間何度もやってもらいましたが結局カギは開きませんでした。
身を削るような鍵屋さんのおもてなし精神に触れる夜
最初の説明で、
「カギが開いたときに料金を頂きます。もし、カギが開かなかったら料金は頂きません。」
といわれていて、料金が6000円くらいだったかよく覚えてはいなんですが、その時の自分には結構な額だったので、開いてほしいような、ほしくないような微妙な気分でした。
もし、カギが開かなくても、このあと大家さんが帰ってくればお金は払わなくて済むので。
で、残念ながらカギは開かなかったんですが、料金は頂きませんという対応にちょっと感動しました。
鍵屋さんにしてみても、連絡受けて、車を走らせてはるばる来て、時間をさいて作業してお金をもらえないのは痛いと思うんですけどね。
なんて良心的なんだろうと思いながら、すいませんでしたお手数をおかけしましたとあやまって鍵屋さんを見送りました。
ハプニングから思い掛けない気付き◆ラブホに一人で宿泊するのも結構いいかも?
ひとごとながら、鍵屋さんも大変だなと思いました。
普通に考えると、開いても、開かなくても一定の作業料は頂きますってしてもいいと思いますが。
他の鍵屋さんとかの情報とかはよく見てないんですが、どうなんでしょうね。
たまたまこちらの鍵屋さんが良心的だったんですかね。
結局カギは開かずにしょうがないので、その日の夜は近くのラブホテルに一人で泊まりました。
ラブホテルは一人で入れないようなことを聞いていたので、一応受付でカギを無くして家に入れないから泊まりにきましたと言うと、特に問題ありません的な返答だったと思います。
というか、は、はぁ~的なべつにそうですか的な感じでした。
その日の夜は一人でラブホテルを満喫して、翌日普通に仕事に行ったんですが、なんか環境が変わったところで過ごしたのがよかったのか、すごい気分がスッキリしてました。
たまには違う環境、雰囲気のところに寝泊まりをすると気分転換にいいんだなと思いました。
ついに開いた扉に残る格闘の証に少しの罪悪感と感謝
その日も大家さんに電話しましたが繋がりませんでした。
さすがに2日連続ラブホテルは金銭的にキツイので、カプセルホテルに泊まることにしました。
カプセルホテルはさすがに狭くて、寝ているとき寝がえりをうったら壁に手とかをぶつけて熟睡できなかった感じです。
その日大家さんに連絡したらようやく繋がりました。
旅行から帰ってきていました。
事情を話してカギを開けて何日ぶりかにようやく部屋に入れました。
で、ドアのカギの所を見ると、サムターン回し防止カバーが半分くらいずれていて、鍵屋さんの努力のあとがありました。
ほんとにすいませんでした。
無償でやっていただいて。
でも、このサムターン回し防止カバーって有効なんだな、とも思いました。
失礼ながら(笑)
以上、良心的な鍵屋さんの話でした。
エディーさん、投稿ありがとうございました。
鍵がないのに大家さんに連絡がつかず鍵屋さんも歯が立たないという状況はとても災難でしたね…。
大変な思いをしたと同時に、防犯グッズの効果や鍵屋さんの底力、さらには宿泊場所を変えたことで気分転換になったのはちょっとしたイベントのようであまり悪い気はしない面もありそうです。
また、実際に現場に来て作業をしたにも関わらず結果が伴わなかったらお代は頂きません、という鍵屋さんの対応には人情を感じるものがありますね。
自宅の出入り時に鍵をしっかり管理することの大事さと、お金だけではない人間の良い部分を学べた良い機会だったことでしょう。
これからは鍵はなくさないようにしてくださいね!